~弥生の家~

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オープン時間

10:00~20:00 完全予約制

YAYOI’S HOUSEとは

YAYOI’S HOUSEとは

Yayoi's House(Yayoinoie弥生の家)~日々の生活のこと・ねがい~

大切な-私-、-私-を大切にすることを,皆様は,どのようにされていらっしゃいますか。
-私-を大切にすることは、他の皆様も大切にすることにつながります。-私-を愛おしく感じられたとき、周りにもとても優しい気持ちになれることがあります。
Yayoi's House(Yayoinoie弥生の家)では、-私-を大切にする一つの方法として、「手」を使うことを大事に考えています。

日々の生活の中で、手を使うことの愛おしさ、大切さを感じていらっしゃいますか。
Yayoi's House(Yayoinoie弥生の家)のコンセプトは、「手」です。手を使うことを通して、私たちの心は、いろいろなことを思い出したり、物事に心を込めたり、学びを深めたり、体験を積み育てることができます。「手使い」を積んでいくとき、ふと気がつくと、私たちの心が豊かになっていることを、感じられた瞬間はありませんか。

ここに私が以前勤めていた、シュタイナー教育土曜クラスの保護者の皆様にあてた手紙を添えさせてくださいね。


手仕事の意味

手仕事の工藤弥生です。いつもお子様の手仕事に温かく寄り添って下さり、ありがとうございました。

私が手仕事でお伝えしたかった事についてお話したいと思います。

みなさんは、「ブタがいた教室」という映画はご覧になりましたか。映画の最後は、教室で飼っていたブタを最終的にどうするか、児童と担任は結論を出します。この出した結論に対して様々な意見があることを知りました。それに対して私は、「どんな結論であっても、最後に担任が下した結論に敬意を払いたい」気持ちで一杯になりました。

というのは、私たちは、自分の手を使って、ブタを一年もの長い間育てたことがあるでしょうかと思うからです。映画では、ブタを飼い始めた当初から、最後はブタをどうするか、児童も担任も、ずっと考えながらブタと共に生活し続けました。私たちは、毎日ブタの命の事を考えながら生活してはいないと思います。だから、私は、深く自分を見つめ、考え、労働した人たちが考え抜いて出した結論に対して、たとえその結論が私の望むものでなかったとしても、私はなにも言うことはできません。 ただただその結論に敬意を払いたい気持ちで一杯です。

さて、話を手仕事にもどします。

手仕事を通して、私が一番に伝えたかったのは、心をこめて作る・考えることは、心を豊かにすることにつながるということです。手仕事に深く入り込む時、人は自分の内側に向き合うことになります。大量生産よりも丁寧に作る豊かさを知った人は、破壊に手を染めることは難しいでしょう。私は、「人を幸福にする鍵は、体を使って動き、考える事」にあると思います。

「ブタを飼育した人が命について考えた思いは深く尊い」ように、「手を使った事を通して得た心の深まりは、経験した者のみが得られる宝」なのです。

人間性に、経験している者のみがもつ深みを与えてくれるのです。

授業では、導入に体を動かしたり、音楽を体験したり、素ばなしを聴く事を行い、より深く手仕事に入る手助けにしました。是非今後も子どもたちと共に保護者の方も生活の一部として手仕事を続けて頂けたら嬉しいです。ご縁と出会いに感謝致します。

工藤弥生


Yayoi's House(Yayoinoie弥生の家)のプログラムは、「手」を使うことが多く取り入れられています。
「手」を使うことの心地よさを,共に体感してみませんか。